茶ネット柳戸園茶舗

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茶工房

お茶の出来るまで

畑から摘み取られたお茶の葉は、第一次加工の工程にかけられます。

第一次加工とは荒茶までの製造工程になりますが、荒茶では殆ど小売りされていません。

皆さんが日常、目にしているお茶は荒茶を二次加工(再製加工)した物です。

柳戸園の"元気な茶"はどうやって製造されるのでしょうか見てみましょう。

柳戸園の茶工場

面積      84坪            
製茶機械   伊達式 60K1ライン 1:1 タクト方式
再生設備    有
製茶用冷蔵庫 有

奥武蔵の元気な茶

奥武蔵の元気な茶は昭和60年より不耕起栽培に始まり、徐々に有機栽培に移行してきました。無農薬にかえたのが平成3年からです。お茶の場合は無農薬と農薬を使用した物との差は殆どありませんが、それでも農薬の使用は少ないに越したことはないのです。なにより自分自身の体のためでもあります。
私の使用する肥料は、その年の気候や土壌診断、過去のデータ、そして製品の成分分析により、毎年変化させています。ですから元気な茶は堆肥を大量に使ったり、○○農法というような有機栽培とは違います。いろいろな農法を理解しての栽培なので、いつも前進を考えて栽培されています。

★元気な茶という名前は、元気に農作業をして、元気なお茶の葉を育て、元気にお茶を造り、飲んで戴いた方に元気でいてもらいたい、という気持ちを込めて名付けました。★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一次加工の工程

畑から摘み取られた生の葉は最初に給葉機により均等に蒸機 に入ります。

お茶の葉を蒸気で蒸して葉の活性酵素を不活性化させて緑色を長時間保つようにします。また蒸し時間を調節して香気や味を決定させますが、その判別は大変むづかしく熟練を要します。緑茶製造工程中1番のポイントになる行程です。また、蒸機には網胴回転式と送帯式の2種類がありますが、柳戸園では網胴回転式を使っています。

蒸された葉は冷却機で常温まで冷やされた後ロードセルにより正確に計量され、 葉打ち粗揉機 に入ります。

葉打ち粗揉機は蒸されたばかりのお茶の葉の水分を大量の熱風で乾かし揉み込の準備をする工程です。この工程での風量が後の揉み込み処理の工程時間を左右してきますので、大切な工程となります。次は粗揉機です。

粗揉行程では、お茶の葉を乾燥させながら揉み込みますが行程時間や投入量、熱風量、機械の回転時間等のバランスが悪いと上手に揉み込みが出来ません、上乾きさせないように柔らかく揉み込むのがポイントです。緑茶製造工程中2番目のポイントになる行程で、蒸し機と粗揉機でお茶の善し悪しが殆ど決まってしまうといわれています。

粗揉行程が終わると 揉捻機 にかけられます。

揉捻機では粗揉行程後に、更に加重をかけ揉み込みます。これを行うことにより、 お茶の葉の水分を均一にして以後の行程作業での製品の均一化をはかります。

次の行程は 中揉み機中揉機です。

中揉み機と中揉機では揉捻機で揉み込まれたお茶の葉を乾燥させながらお茶のかたまりを解し、初期の整形をさせます。中揉機から出たお茶をそのまま仕上げると、よんこん茶という煎茶になります、よんこん茶は香りと水色が良いのですが味は軽く、少し物足りなさを感じるお茶です。

中揉機から次の行程は 精揉機 になります。

精揉機では、中揉機から出たお茶を整形しながら乾燥させていきます、行程中はバーナーの温度や分銅の掛け方、回転数などに注意が必要ですが、さほどむづかしい機械ではありません。というのも機械揉みでは手揉みほどの形状になることはないのです。

第一次加工の最後の行程が 乾燥 です。

第一次加工での乾燥は水分含有率を5%位まで乾燥します。

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第二次加工

第二次加工は仕上げ加工、再製加工とも言われ、この行程を終えた物が店頭にならびます。

最初の行程は篩い分けです。

荒茶は 篩い分け により、長さ、太さを揃えられ、頭茶、本茶、芽粉茶に分別されていきます。

分別されたお茶は次に、 唐箕 (とうみ)にかけられ、粉茶を抜かれます。

そして更に 除茎機 にかけられ、茎の部分を選別します。

現在では、ここまでの作業を1台の機械で賄えるような総合機という機械もあり、作業の簡略化や場所も取らない物が主流になっています。

最後の行程は火入れになります。

火入れ機 により火入れは行われ、お茶の香りや、味を引き立てますが、昔から私達の地方では狭山火入れと言われる、強めの火入れが行われています。強めに入れた火入れ香は、香ばしさとマイルドな味が特徴になりますが、一次加工からの総合的な製品の出来により、火入れの度合いは変わりますので、技術が要求されています。

お茶はこれらの行程を経て、店頭にならびます。が、近年は茶工場もFA化が進み人手がいらなくなってきたのですが、これらの機械を使うのはあくまで人間ですので、最終的には操る側の人のお茶を診る目が一番重要になります。最近ではこの部分が疎かになっている茶工場が増えてきているような気もします。

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自作制御装置自作した理由

・市販の部品の組み合わせだけで単価が安い。
・自分で設定をカスタマイズできる。
・1箇所集中制御できる。
・他人に設定が盗まれない。

左の黄色の部分が設定操作盤、ここで粗揉機から中揉機までのすべての工程の制御を設定する。

製茶機メーカーの制御方式は1台の機械に1つの制御盤が付きさらにラインコントロール用の制御盤を付けて操作しているのが普通です。工場によっては更に1箇所集中制御用の装置も付けていますが、私はこのIT時代にこんな無駄なことをするのに疑問を感じ、義兄の協力を得て自作制御装置を作りました。
作った当時は、私が利用したシーケンサを使った制御装置はどのメーカーも使用しておらず、なぜ使わないのか不思議でした。

制御の考え方としては粗揉機から中揉機までの工程を1台の機械とみなして各工程の設定が出来る様にしました。蒸葉プール→葉打ち粗揉機→取り出しトラフ→投入バケット→粗揉機→取出しトラフ→投入バケット→揉捻機→取出しトラフ→投入バケット→なか揉み機→取出しトラフ→投入バケット→中揉機→取出しトラフ→投入バケット→コンベア。この全部の機械を1台の機械の工程と想定すれば1つの制御盤ですむ訳です。これらの工程をシーケンサにプログラミングすれば上記の黄色の操作盤だけで制御できることになります。

各工程の基本セッティングはあらかじめ自分でデータをとっておいた数値を利用して風量や回転の計算式を使い、パソコンで生葉が変わる度に(品種や摘採場所、投入量)変えていきます。この時に注意することは基本的な計算式は同じですが、工場や機械の設置環境で若干式をカスタマイズしなければならないということです。このためにデータの保存は大切だと言うことです。

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18年製作 ロードセル式蒸葉計量プール

従来式の分銅方式だと熱と埃のためにどうしても誤差が大きくなってしまい、感に頼る部分もあったのだがロードセルを使うことによって正確に蒸葉の重量が測れるようになり、粗揉機の風量計算もより正確に設定できるようになりました。
また、1分間にどのくらいの生葉流量があるかの目安も付け易くなります。ロードセルはオークションで入手、表示設定機はオムロンから購入、溶接機は貰い物なので物凄く安上がりでした。


 

 


19年製作 簡易式生葉流量計式給葉機

生葉流量計という機械自体は各メーカーで出しているのだけど、どーも余分に思えて給葉機と一緒にしてしまえば良いのではと思い、ロードセルを給葉機に取り付けてしまいました。19年の新茶期から使用しますので設定についてはまだしていませんが、今までの近接センサーの投入より均一に生葉を流す事が出来るはずです(予定?)_(^^;)ゞ。
これもオークションでロードセルを入手、アングルはホームセンター、表示設定機はものづくり応援隊というサイトで購入しました。
18年と19年の2機の製作費用は9万円前後でしたので、同業者なら良く解ると思いますが。とんでもなく安上がりになっています。いやぁ楽しいなぁ(^_^)



 

 

 

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